過去ログ - P「今日は4時30分からTHE iDOLM@SCLETERか・・・」
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38: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:44:39.35 ID:nfDG/WlYo
突起のついた壁をいつものようにスイスイと上っていく真。

ぶっちぎり一位かと思いきや、意外と他も速い。このままではボルダリングでは差はつかないだろう。

P「頼むぞ、どうか簡単なものであってくれ」
以下略



39: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:45:18.55 ID:nfDG/WlYo
うちの紙がハズレなのかと思いきや、紙を手にしたチームはどこもてんやわんやでスタジアム内を、あるいは外を探し回っている。

なるほど、どうやらこの種目、思った以上に運営が意地悪なようだ。

ところで、他のチームはとっくにスタジアムを破壊したり駆けずり回っているのに、1チームだけまだ上りきってもいないところがある。
以下略



40: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:45:59.74 ID:nfDG/WlYo
新幹P「さっきはよくやったお前たち!」

ひかり「な、なんとか一個だけね……はぁ、はぁ……」

のぞみ「も、無理、腕上がんない……」
以下略



41: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:46:45.19 ID:nfDG/WlYo
―――――――――――――――

つばめ「よい……しょっとぉ!」ガシッ

あー……しんどい。体中が痛い。腕が上がらない。
以下略



42: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:47:31.29 ID:nfDG/WlYo
つばめ「そぉ……いっ!」ガシッ

ウォーミングアップしてるあの筋肉たちを見て、気付いてしまった。

ここには、全力のアイドルの姿がある。
以下略



43: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:48:25.58 ID:nfDG/WlYo
つばめ「ふっ……くっ!」ガシッ

あたしの突然の奇行に、ひかりものぞみもプロデューサーも面喰らっていたようだった。

でも、ひかりは何も聞かずに、あたしと調子を合わせておかしいふりをしてくれた。
以下略



44: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:49:27.78 ID:nfDG/WlYo
つばめ「っ……くぅっ!」ガシッ

一個一個、掴めそうな石を探して、握って、体重を支える。

腕が痛い。足が痛い。腰も痛い。ツインテールが邪魔だ、ポニーにすればよかった。
以下略



45: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:50:52.90 ID:nfDG/WlYo
春香「ぷ、プロデューサーさん?」

気が付いたら声が出ていた。自分でも驚いたぐらいだ。

だが、あの必死な姿を見て、とても応援したくなってしまったのだ。
以下略



46: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:51:32.46 ID:nfDG/WlYo
響「ちばりよー!つばさー!」

あずさ「もう少しよー!つばさちゃーん!」

続々と応援を始める765プロのアイドルたち。
以下略



47: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:52:34.90 ID:nfDG/WlYo
―――――――――――――――

つばめ「ぅあぁっ!」ガシッ

突然の声援のおかげで、意識が戻ってきた。
以下略



48: ◆bfNwuk7fw.[saga]
2015/07/23(木) 02:53:31.71 ID:nfDG/WlYo
つばめ「ん……しょっとぉ!」ガシッ

一つは、この声援があたしに力をくれること。

この真っ直ぐな声援は、きっと今日あたしが真っ直ぐ頑張ったことへの、多すぎるぐらいのご褒美。
以下略



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