過去ログ - 藍子「茜色に染まる帰り道」
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20: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:28:53.44 ID:qmzFL8mx0

「それもそうだ。俺の方はもう半分もないか……」

「プロデューサーさんが早いだけです」

 私はまだ四分の三は残ってるから、きっとそうに違いない。

「うまいからしょうがない。半分から先ってアイスがつまってるし、紙から出さないといけないし、食いにくいよな」

「それは確かに……ってこういうときこそスプーンを使えばいいんじゃ……」

「このたっぷりのアイスと生地を一緒に食べるのがいいんじゃないか」

 そうこうしているうちに、プロデューサーさんの方はもう二口くらいしか残っていない。
 もう私も一気に食べてしまおうかな。

「食べにくさよりおいしさと面倒ってことが先に来るんですよね、プロデューサーさんは」

「ん、その通り。ここのはまた食べに来たいな」

「気に入りましたか? 冬の間は来ませんから、また来年の春に、ですね」

「半年は先か……まあそのくらいの方が楽しみも増えるよな」

 受験が終わったら今よりは時間ができるはず。
 そのときはまた私から誘ってみようかな。

「さてと。ゴミを捨ててくるからそれ渡して。もう少しここにいるつもりだろ? 藍子は座って待ってな」

「あ、はい。ありがとうございます」



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