過去ログ - 魔人「お呼びでしょうか御主人様」 男「………」
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 11:28:37.14 ID:f0piKorF0
魔人「どうした?何を躊躇うことがある、人間よッ!貴様の欲して止まないものを手に入れるまたとない機会なのだぞ!?迷う余地などない筈だろうッ!!」

男「どれもいらねぇよ!」

魔人「何……!?これ程欲望掻き立てられても尚、顔色一つ変えぬだと!? 人間よ、貴様には欲というものが存在しないのかッ!?」

男「お前の提示してる物がどれも碌でもねぇからだろうが!むしろそんな物を俺が望んでると思われてる事にびっくりだよ!!」

魔人「ならば貴様の望みを言ってみるがいい、人間よ!それがどのような願いでも、我の手にかかれば容易い事だ!どんなものでも構わぬぞ!」

男「えっ……、うーん、そうだな……。そう言われると思い浮かばねぇな……」

魔人「さあ願いを言え、人間よ!貴様の寿命が尽きぬ限りは何でも叶えてやろうッ!!」

男「おい」

魔人「どうした、願いを言うがいい!願いを一つ叶えるごとにその内容に見合った分の寿命を頂くが、貴様は何も気にすることはない!安心して願い事を言うがいいッ!!」

男「安心できるわけねぇだろ!!何さらっととんでもないこと言いだしてんだてめぇ!!」

魔人「そんなに狼狽えるな、小さき者よ。なに、寿命を頂くといっても大した量ではない。この世に生まれてから死ぬまでの全体から見て0.1%にも満たないレベルだ、安心して願うがいい」

男「ああ、そんなもんなのか? 何だよ、三つ叶えても大したことないんじゃねぇか。ったく、驚かせやがって……」

魔人「ただし魔人の寿命が基準になっているがな。人間の寿命に換算すると、そうだな……願い一つにつき平均267年134日21時間55分12秒といったところだ。どうだ、大した量ではないだろう? だから安心して願い事を言うがいい」

男「人間の平均寿命やら諸々勉強してからほざきやがれ!!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
23Res/18.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice