過去ログ - 【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ 17を逆手にとってやる!【忍殺】
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950: ◆WolEwA02oI[sage]
2015/08/12(水) 22:24:28.00 ID:EuSQzi3c0
5/9夜

トモヨは一人スイートルームで置いてけぼりにされていた。

師のチガサキは旅館の運営メンバーらと会議がある用で、チェックインするや否やキャッスケースを大事に抱えていなくなってしまった。

置いてけぼりに若干の不満を感じつつも、トモヨは内装の素晴らしさにも感嘆していた。

タタミは完全にオーガニック製であり、柱や窓枠まで良質かつオーガニック製の木材が使われている。

窓から覗ける庭園もかなりのこだわりが見受けられた。

シシオドシの落下音は大きすぎず、かつ意識にのぼるギリギリに調整されている。

背後をオーガニックバンブーで覆い、苔の生えた人工池では大きな錦鯉が泳いでいる。

石灯篭も完全な新品という感じはせず、所々に苔が生え、ワビサビが味わえる。

この庭園の管理には膨大な量六が必要だとトモヨは直感した。

キュッキュッ

鴬張りの廊下が音を立てる。

「入るよ」

「ドーゾ」

チガサキが戻ってきたのだ。

フスマを奥ゆかしく開け、チガサキが入室する。

トモヨの心拍は最高潮に達した。

「あー・・・すまない。色々あってまだ会議が続きそうだ。食事や風呂は適時取ってほしい」

「ワカリマシタ・・・」

折角の旅館なのに・・・トモヨは師の多忙さを理解しながらも内心項垂れた。

だが、その残念さも出された夕食の美味しさや、露天風呂の温泉によってきれいに洗い流された。

結局就寝時刻になってもチガサキは戻らず、トモヨは1人で布団を敷いて眠ることにした。

下着選びに数時間かけた自分はなんだったのかと内心愚痴りながらも、最高級のオーガニックフートンに包まれ、トモヨは夢の世界へといざなわれた。


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