過去ログ - 花陽「お願いします……ここから……っ」窓付き「……」  
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7: ◆J56L221nBM
2015/07/25(土) 21:12:03.53 ID:m5j6sU6so
花陽「……」

花陽「あれ……沢山あるように見えたけど」

花陽「葉っぱがいっぱい生えてるだけで……花自体は少ない……?」



花陽が見たのは、古びた建物の真下に添えてある。数本のお花でした。
瓶の中に水を入れて、綺麗に生けてあって……でも、どこかおかしくて。


花陽「……誰か、お亡くなりになったのかな」


花瓶の中に刺してある花は、菊の様な使者を弔う花ではありませんでした。
一本の茎から沢山の葉が生えていて、おまけの様に花が小さく開いていて。


――まるで、未練がまだあるんだよって、言ってるみたいで。



花陽「……」


私はその花に向かって、小さく合掌をしました。
その花の供え先が誰なのかは分からないけど、花陽が祈っちゃダメなんて理由は何処にもありません。




花陽「……お疲れ様でした。ゆっくりお休みになって下さい。」




花陽はそれだけ呟いて、その場所を離れました。






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