過去ログ - 男「夏の通り雨、神社にて」
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17:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 16:38:17.33 ID:iBbZOZDx0
女「……? これはどうやって飲むのでしょう」

男「ああ、こうして」ッポン!

女「なるほど……ふっ!」ボン!

女「えっえっえっ、溢れだして……ああああ、どうすれば」シュワワワワ

男「ああ、ついてないですね、すぐ収まりますよ」ハハ

女「減ってしまいました……」ショボン

男「僕のと変えますよ、はい、念のため水を持ってきたんです。洗い落としてからこれで拭いて下さい」ササッ

女「ありがとうございま……準備が良いですね、もしかしてこうなると分かってて」ジトー

男「何の事ですかね。はい、どうぞ」

女「……喉の奥でもごもごしてます」

男「そういう飲み物ですよ。すぐ慣れます」

女「……あ、慣れるとさっぱりして美味しいです」ゴク

男「それは良かった、あ、りんご飴の屋台ですよ」

女「わあ、これが……真っ赤ですね」

男「すいません、二つ下さい」

「はい、どうぞ」

女「ありがとうございます! でも、この中の玉はどうしましょう……」

男「ああ、このタイプの瓶は逆方向に回して……」コロン

女「すごいです、お祭りの達人ですね! せっかくだし持っておきます」

男「はは、じゃあ僕も持っておこうかな」

「わっしょい! わっしょい!」

男「おお、神輿がこっちまで……危ないですよ」

女「はい、あの……手……」

男「……! 失礼」ギュッ

男(……おや? 随分と軽いな……?)

女「……ふふ」

男「おお、すごい熱気だ」

女「わっしょいとは、皆で力を合わせて和を背負う事からわっしょい、と言われていますね」

男「へえ、そうなんですか……ちょっと神様っぽいですね」

女「ぽいではなく神様です!」

男「はいはい、りんご飴でも食べましょうか」

女「あ……まだとっておきます、それより先にかき氷が食べたいです!」

男「分かりました、味はどれにしますか?」

女「ぶるーはわい味……? お任せします」

男「はい」クス

男「いちご二つで」

「あいよー」

女「赤い……いちご味ですか!」

男「やはりシンプルなのが一番だなと思いまして。しかし良いかき氷だな、糸みたいにふわふわだ」

女「んー、美味しいです! 口の中でふわぁっと溶けて!」

男「夏の風物詩ですからね。それにしても美味しいなあ」

「えー、お集まりいただいた皆様、そろそろ花火の時間が近づいてきました!」

女「!」


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