過去ログ - 男「貧乏神といる毎日」貧乏神「なのじゃ!」
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◆cZ/h8axXSU
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2015/07/27(月) 01:05:26.70 ID:e5+lYoG20
貧乏神「私本来の力をお見せしよう、と言ったところかのう。ぐぬぬぬぬ……」
男「本来って……俺を不幸のどん底に陥れる能力か何かか!?やめろォ!!」
貧乏神「違うわ!貧は転じて福となり、好き働きをした者へ貧はその善行に報いる」
以下略
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:06:10.90 ID:e5+lYoG20
男「……500円玉」
貧乏神「おほぉ!今日は調子が良いみたいじゃ!得したな主様!」
男「お、おい?お前貧乏神じゃなかったっけ?憑りつかれている間は俺は金とは縁が無くなるハズじゃ……」
以下略
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:07:17.87 ID:e5+lYoG20
男「ったく、こんなことが出来るのなら俺も金の心配なんてしなくてよかったじゃねーか」
貧乏神「そうは言ってものう、ホイホイと使える力ではないのだ」
男「調子が良くても500円……ハァ、まぁ無いよりはマシか」
以下略
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:08:11.69 ID:e5+lYoG20
男「……」
貧乏神「……」
男「なぁ、聞きたいことがあるんだけど」
以下略
68
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:10:56.99 ID:e5+lYoG20
貧乏神「ふむ、それでは軽く妖怪の出生についての説明をするがよいかな?」
男「しまった、面倒くさそうな話題振っちまった」
貧乏神「まぁよい、聞け。ワシら妖怪は何とも曖昧な存在でな。その生まれ方は大きく分けて四つあるのじゃ」
以下略
69
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:12:07.05 ID:e5+lYoG20
貧乏神「妖怪は人々の記憶から忘れ去られたときに本当の死を迎えると言われておる。まぁ実際私はそれを見た事が無いから真偽不明じゃが」
貧乏神「しかし、形無き場所から生まれた私はこれに近い。人の持つ感情を糧として存在する以上、それが必要不可欠なのじゃ」
貧乏神「じゃから、何も知らん主様をだまくらかして憑りついて延命を……よし、まて、構えるな!悪かった!!悪かったと思っているから今話しているのじゃ!!」
以下略
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:13:17.43 ID:e5+lYoG20
男「ていうか、死にそうな状況になるくらいならとっとと他に親しい奴に相談すればよかったじゃねーか」
貧乏神「親しい者は皆妖怪かくたばりかけ年寄りばかりじゃ。妖怪には憑りつけんし、爺婆はなんだか悪いじゃろ」
男「ん?そういや、前まで憑りついていた人間が居たって事だよな?その人は?」
以下略
71
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◆cZ/h8axXSU
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2015/07/27(月) 01:14:34.74 ID:e5+lYoG20
男「ひょっとして、アパートの母屋に入ろうとしないのってそれが原因か?」
貧乏神「ギクリッ!き、気づいておったのか?」
男「もう半月立つんだぞ?流石に気が付くよ」
以下略
72
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:15:56.25 ID:e5+lYoG20
貧乏神「まぁよい、とりあえずお主に憑りついた理由は話したぞ。暇は潰せたじゃろう」
男「おっと、もう家についたか」
貧乏神「にゅふふふ、主様よ、その500円大切にしろよ。滅多にない貧乏神の恩返しなのじゃから」
以下略
73
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2015/07/27(月) 01:16:33.68 ID:e5+lYoG20
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