17:名無しNIPPER[sage]
2015/07/27(月) 18:16:10.76 ID:RX2tcNob0
まどか母(そうか、まどかは初めて人が死ぬところを見てショックを受けた)
まどか母(そんな中死んだ人間は自分が殺したいと思った人間だったから自分が殺してしまったって思い込んでしまっているのか…)
まどか母(クソッ! 何見当違いなことを考えていたんだあたしは… いいや、まずはまどかの心のケアだ、自分が殺人を犯したなんて思い込みを消してあげなきゃいけない)
まどか母「まどか、それは違う」
まどか「えっ?」
まどか母「お前が思っていることは違うんだ、あいつらは天罰を受けたんだよ」
まどか「…てん…ばつ?」
まどか母「そうだ、あいつらは神様が相応の罰を与えたんだよ、お前が殺したんじゃない。いや、殺したなんていうな! お前はこんなに苦しんでいるのに… あんな奴らの為に苦しんでいるのに…」
まどか(天罰? でも私が名前を書いて…)
まどか母「悪いことをした奴には相応の報いが起きるんだ、全部神様が見ていてくれたんだ。その証拠に悪いことをした奴が死んで、あたしやお前は助かった、これが天罰じゃなくて何て言うんだ!」
まどか「でも… 私がこの手で…」
まどか母「お前のこの小さな手で誰かを殺せるわけないだろ! お前のことはあたしが一番よく分かっているんだ! お前は誰も殺していない、だから苦しまないでくれ… 殺したなんて思い込まないでくれよ…」
まどか(殺していない…? 天罰…? 報い…?)
まどか(悪い人は裁かれてる…? あのノートは神様が使っていたもの…? でも、私が書いて殺した…)
まどか母(揺れている、もう一押しだ、もう少しでまどかは納得してくれる!)
まどか母「お前はいい子に育ってくれた、あたし達の宝物だ。もしお前が悪いことをしようってんならあたしはお前をひっぱたいて目を覚まさせてやる! だからあたしを信じろ! お前は誰も殺していない、悪いことなんて何もやっていないんだよ!」
まどか(………………………)
まどか(………………)
まどか(………)
まどか「私… ママを信じる」
まどか母(! こっちを向いて目を合わせてくれた、この一週間ずっと目をあわそうとしなかったまどかが、やっと…)
まどか母「まど………か………?」
まどか母(な、なんだってんだ? 一瞬まどかがあたしの知らない人間に見えたような気が… いや、そんなわけない。その証拠に久々に見るまどかの笑顔だあたしの愛するまどかの笑顔…)
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