329:名無しNIPPER[saga]
2015/08/22(土) 18:22:14.87 ID:80wqeL+g0
二人に睨まれLはそのまま踵を返し歩き始める。
そして耳にイヤホンを刺し、取り付けた盗聴器で二人の会話を聞き始めた。
さやか『なにあいつ! 信じられない! あたしたちがまどかをいじめてただなんて! ふざけんなっての!!』
仁美『本当に酷すぎます… どうしてあんな酷いことを言うんでしょう…』
さやか『また今度同じこと言ってきたらぶん殴ってやる!』
仁美『………さやかさん、まどかさんは本当にどこに行ってしまわれたんでしょう?』
さやか『…仁美。多分どこかに行ってるんだよ! あたし達に言わずに旅行とかさ、戻ってきたらとっちめてやろうよ!』
仁美『…さやかさん、何か隠していませんか? 私知ってるんですよ? さやかさんが放課後街中を探し回っていることを… 本当はまどかさんがどこかに行ったことを知ってるんじゃ…?』
さやか『………仁美、ゴメン話せない。でも、あたしもまどかがどこに行ったのかは分からないんだ… どこにもいない、どうしてこんなことになっちゃったんだよ…』
仁美『さやかさん………』
その後しばらく盗聴を続け二人が分かれたところで会話が途切れた。
L(二人ともキラの居場所は知らない… だが、美樹さやか、こいつは何かを知っている…)
L(鹿目まどかと巴マミ二人と行動を共にしていたのもこいつだけ。今後はこいつの行動を重点的に監視するか…)
L(しかしキラ… 友人にかなり信頼されている。私の考えていたキラの人物像とまた少しズレが出てきた… 何が原因だ? いや、キラは鹿目まどかで確定している、今考えるべきことは別だ…)
Lは曲がり角を曲がったときに整った顔の青年とぶつかりかけた。
???「おっと、すみません」
L「いえ、こちらこそ。不注意でした」
そのままLと青年はすれ違う。
L(捜査本部に一旦戻り、美樹さやか宅にも監視カメラと盗聴器の取り付け、深夜に鹿目夫妻に発信機盗聴器を取り付ける、その後は…)
L(………)
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