過去ログ - 高森藍子「蓮の華と鈴の音が、小さな小さな花へと届く」
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217:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:30:08.21 ID:VO+OL6Fp0
――数日後 事務所――

加蓮「ねえ歌鈴。いつか渡したビー玉、まだ持ってる?」

歌鈴「びーだま……?」
以下略



218:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:31:04.19 ID:VO+OL6Fp0
加蓮「うん、ごめん、それはない」

歌鈴「え?」

加蓮「だってそれ、私の嘘だもん」
以下略



219:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:32:55.16 ID:VO+OL6Fp0
加蓮「あの時って何って言ったんだっけ……そうそう、仕事場で貰ったって言ったんだったっけ」

加蓮「いやほら、あの頃って幸運アイドルとか流行ってたからさ、こういう風に言えば歌鈴も信じこんでくれるかなって」

加蓮「ホントはそこら辺で買った……いや拾っただったっけ? ビー玉をぽいって渡しただけなんだ。うん、ごめんね?」
以下略



220:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:34:28.67 ID:VO+OL6Fp0
歌鈴「ううぅ〜〜〜……加蓮ちゃんは詐欺師ですっ。ホントに効果のあるお守りって、たくさんあるんですからね!」

加蓮「ごめんってば」

歌鈴「…………それで、加蓮ちゃんの嘘つきがどうかしたんですか?」
以下略



221:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:35:44.78 ID:VO+OL6Fp0
加蓮「これ、前にガラス球工芸の体験をした時に作った物なんだ」

加蓮「幸運なんてもたらさないし、何の効果もない。持ってても転ぶ時には転ぶよ……でも、ま」

加蓮「それ、あげる」
以下略



222:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:37:24.25 ID:VO+OL6Fp0
歌鈴「…………"友達のプレゼント"ってことでもらっておきます! あと、前のビー玉も返しませんからね!」

歌鈴「偽物だったとしても、私には効果がありましたからっ!」

歌鈴「加蓮ちゃんには負けないって気持ちが!」
以下略



223:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:38:27.31 ID:VO+OL6Fp0
歌鈴(…………本当は)

歌鈴(巾着袋に入った、偽物で本物のビー玉)

歌鈴(あれはもう、手元にないんです。去年の夏に、地元でLIVEをした時、倉庫の奥にしまっちゃって)
以下略



224:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:39:51.17 ID:VO+OL6Fp0
歌鈴「〜〜♪」

加蓮「……何? どしたの、急に」

歌鈴「なんでもないですよーっだ」ベー
以下略



225:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:41:07.84 ID:VO+OL6Fp0
そして、月日が流れていく。



――収録現場――
以下略



226:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:42:24.29 ID:VO+OL6Fp0
――事務所――

歌鈴「はいっ。次のLIVEでは、新曲を披露する予定です!」

歌鈴「今回の歌は、しっとりとした……バラード? って言うんでしたっけ。Pさ――じゃなくて、プロデューサーさんが、作曲家さんと話し合って決めてくれた歌なんです」
以下略



227:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 00:43:42.23 ID:VO+OL6Fp0
――撮影現場――

歌鈴「あっ、運ぶの手伝います! ……いいんですっ。私の為の撮影ですから、私も手伝わないと」

歌鈴「違いますよ〜。私、こういう雑多なことは好きなんです。神社の境内をよく掃除してるからかも?」
以下略



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