過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 17:54:31.47 ID:18ATeOwdo
花子「……すっかり目が覚めちゃったし」

櫻子「私は逆に疲れた……、やっぱりまだだるい……」

花子「寝ていればいいし、ベッドはもう空くから」

櫻子「そうしよ……」

入れ替わるようにベッドの中に潜り込んだ。
なんかさっきと違う匂いがして、違和感があったけど、不快ではなかった。
寧ろ、なんだか落ち着くような、あったかいような匂いがして、さっきの気の立っていた気持ちの残滓が、あっという間に溶けて行った。
このまま眠りに入ろうかと思ったけど、つい最近に聞いた音が耳に入り込んできて、それをやめた。

櫻子「……まだ勉強してんの?」

花子「うん」

櫻子「物好きなことで」

花子「櫻子がやらなすぎなんだし」

櫻子「でも花子はやりすぎじゃね? 最近また増えてる気がするし」

花子「……たいへんよくできましたが欲しいんだし」

学校のスタンプかなんかかな? でも花子はいつも取ってそうなものだけど。

櫻子「そんな欲しがるものかなーあれ」

花子「珍しいんだし」

櫻子「スタンプとかシールかなんか? しっかしそれのために必死になるなんて、花子にも子供らしいところもあんだね」

花子「そんなんじゃないし!」

露骨に花子は唇を曲げて拗ねたようにしている。
……やっぱり花子はマセてんじゃん、ねーちゃん。

それ以降はさして突っ込まずに、話を中断させた。
言葉の代わりに出てきたのは、大きい欠神で、目元に溜まった涙で視界がぼやけた。
やっぱり眠いなぁ……。軽く目を拭って、再び瞼を閉じた。


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