過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 17:56:07.46 ID:18ATeOwdo
案の定と言うべきか、私が快方に向かうのと逆に、
花子は体調を崩して、学校を休む所まで悪化してしまった。
単純に言えば、私の風邪が花子にうつった。

そりゃそうなるよなぁ……と原因には納得は出来たけど、私に寄り添ってくれた花子が苦しむのは納得出来なかった。
しかし納得出来ないと言っても、誰のせいでこうなったかと言えば、私のせい以外の何物でもなくて。
流石に罪悪感というものを覚えずには居られなかった。
らしくもなく学校では沈んだ顔で過ごしてしまって、向日葵にもあかりちゃんにもちなつちゃんにも心配をさせてしまった。
そのたびに「私は大丈夫」と答えたけど、本心であるにも関わらず、言葉通りには取ってもらえては無さそうだった。
だって苦しいのは私じゃなくて花子の方だしと言えば良かったのかもしれないけど、あまり言う気が起きなかった。なんでだろう。
少し考えれば分かったのかもしれないけど、なんだか好ましい答えが出て来なさそうなので思考を投げた。きっと身勝手な答えなんだと思う。

なんにせよちゃんと看病しないとと思い、帰りに必要そうなものを買うと、急ぎの足で帰路を進んだ。

櫻子「花子ー! ただいまー!」

帰宅して、声を上げても、返事は帰ってこなかった。
取りあえず、リビングに行ったけど、誰もいない。
自分の部屋で休んでいるのかな、多分。

手を洗って、着替えてから、花子の部屋に向かう。
しかし、ドアの前で立ち止まると、なぜだかノックするのに躊躇いを感じた。
なんでだろう、と考えてみると、この前のことが引っ掛かったのだと思い当った。
あんまり甲斐甲斐しく付き添って、子供扱いするのは花子は嫌がるのかもしれない。
かと言って、なにもしないつもりはないけど、極端にべったりするのはよくないのか。
うーんと脳がぐるぐると回って、頭を抱えそうになる。つーかこんな考えるなんて私向きじゃねーんだよ!


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