過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 18:10:40.43 ID:18ATeOwdo
櫻子「どうしたの?」

花子「目瞑って」

櫻子「は? 急になにを」

花子「瞑って欲しいし」

櫻子「いや、いいけどさ……」

花子が何を考えているのか分からなくて、頭の中が疑問符で一杯だったけど、言われるがままに目を閉じてみる。
どうしたのかなーと考えてみるけど、そう時間が掛からない内に、まあ好きにさせればいいと思って、思考を止めた。
それから、長い時間か短い時間が経った後、唇にさっきの感触が伝わって、反射的に目を見開いてしまった。
眼前には花子の顔があって、それはすぐに離れて行ったけど、とにかく真っ赤な色が網膜に焼き付いて、伝染するように私の顔まで真っ赤に染まった。

花子「……おやすみ」

櫻子「……えっ?」

花子「おやすみのキスだし!」

やけくそ気味に言い放つと、花子は身をベッドに投げ出した。
……えっと、なんだろう。呆然としながら、私は半分無意識に、自分の唇をなぞった。

櫻子「……まあ、いいや」

様々な思いが、溢れ出しそうに渦巻いているけど、すべて無視をして、私もベッドに横たわった。
目の先にいる花子は、多弁な顔をしていて、目を瞑っているのに、眠りには一番遠いような所にいそうだった。

櫻子「おやすみ、花子」

軽く花子の体を引き寄せて、私は目を閉じた。
小声で、律儀におやすみと返してくる花子が、なんだか無性に愛おしくて、口元を緩めた。






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