過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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4:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 17:43:21.21 ID:18ATeOwdo
花子はベッドに腰を掛けると、バッグをひとまず置き、勉強机の上にミネラルウォーターを置いた。

花子「一応聞くけど薬飲んだかし?」

櫻子「……薬?」

花子「宿題みたいに忘れるなし……。病院へ行った時に、食前とか、食後に飲むものは渡されなかったのかし」

櫻子「あー、あったような、なくもなかったような」

花子「……もしかしてあれ?」

花子の視線の先は、勉強机に置いてある、白い紙袋に向けられていた。

櫻子「あ、そうそうあれ! ちゃんと貰ってるよ!」

花子「……飲んだかし?」

櫻子「……貰ってるよ」

花子「……はぁ。そんな事だろうと思ったし」

溜め息を吐くわりには、大して気にしてない様子で、花子は紙袋から取り出した薬と、ペットボトルを手渡してきた。

花子「最後に食べたのは何時ぐらいだし?」

櫻子「えーっと、カップラーメンをちょっと前に、何時だったっけ」

花子「病人がカップラーメン……もうそれでいいし、さっさと飲んで治せし!」

櫻子「お、おう」

五歳も下の妹の剣幕に気圧されて、速やかに薬を水で流し込んだ。

櫻子「……ええっと、これでいいの」

花子「まあ、後は飲んで寝ればいいし」

ふう、と今度は一仕事を終えたように息を吐いて、花子は持ってきたカバンに手を伸ばした。
中から出て来るのは、教材とノート文房具と、何を始めるかが明け透けに分かるラインナップだった。
机借りるし、とだけ言って、花子は教材を開いた。……あれ?


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