過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 17:45:57.59 ID:18ATeOwdo
身体の火照りがある程度収まった後、残り火を消化するようにふて寝に入った。
本日二度目のふて寝は、前回よりも身体が沈み込む感覚が強くて、這い上がるまでに時間が多分に掛かりそうだった。
ベッドに聞こえてくるのは、花子が文字を綴る音ぐらいで、環境音としては悪くはないものだった。
それを聞くうちに、少しづつ意識がぼやけていったが、ある時、一つの疑問が浮かび上がると、再び意識がはっきりとし始めた。

櫻子「ねえ、花子」

花子「なんだし」

櫻子「なんでここにいるの?」

花子「それさっき聞いたし」

櫻子「それさっき聞き返されたし」

花子「……真似すんなし」

櫻子「あとさ、なんでそんな怒ってないの? 普通に怒られても文句言えないなぁって思うんだけど」

花子「一々本気で櫻子に切れてたら身が持たないし」

櫻子「て、手厳しー……」

花子「……それに」

櫻子「ん?」

花子「櫻子、寂しそうだったから」

櫻子「……花子!」

花子「うわっ!」

這い上がるまで時間が掛かるなんて大嘘だった。
花子の言葉を聞いた途端に身体が跳ね上がり、瞬く間に、
面喰っている花子を抱き寄せ、一緒にベッドになだれ込んだ。



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