過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/07/28(火) 17:50:23.32 ID:18ATeOwdo
櫻子「マセてんかんなー、花子は」

撫子「マセては無いと思うけど」

櫻子「自分で言ったんじゃん……」

撫子「いや、そうじゃなくて。……ああ、そっか」

腑に落ちたようで、ねーちゃんはうんうんと納得している。

櫻子「なに一人でうなずいてんの……分かったなら話してよ」

撫子「……だからね、花子はさ、もっと姉を頼ってもいいんだよ」

櫻子「私達を?」

撫子「どうも一人で根を詰めちゃうことが多い気がするから。
まだまだ子供なんだし、もっと周りに力を借りても罰は当たらないというか、誰も文句なんて言えないはずなんだけどね。
一人でなんとかしようという意識が強すぎる気がするんだよ、大人びてるところが仇になっちゃってさ」

櫻子「……その話長くなる?」

撫子「ならないよ、一つだけ覚えればいいだけ」

ねーちゃんは軽く微笑むと、私の頭にポンと手を添えた。
なんだか懐かしさを感じて、少しむずがゆくなったけど、悪い気はしなかった。

撫子「もう少し、花子を甘えさせてあげて」

櫻子「……うーん、どういう風に?」

撫子「それは自分で考えな、大丈夫、多分櫻子はそれなりにいいお姉ちゃんだよ」

櫻子「それなり止まりかよ……」

撫子「嫌なら尊敬されるお姉ちゃんになれるように頑張りな」

そう言うと手を離して、ねーちゃんは私に背を向けて、部屋の外へ足を進めた。

撫子「あっ、そうだ」

ドアに手を掛けたところで、こちらに振り向いた。

撫子「買ってきたプリン食べる?」

櫻子「ああ、うん! ……あっ、いや、持ってきて」

撫子「? 分かった」

怪訝そうに首をかしげると、そのままねーちゃんは部屋から出て行った。


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