過去ログ - 【安達としまむら】水色の君
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51: ◆FRtTimAs0A[saga]
2015/08/05(水) 23:50:30.39 ID:39bAqDH70
―――


たぶん、今年で一番暑い日の昼間。

太陽が肌をじりじり焼くチャンスをうかがっているときに、わたしはアイスを求めて外へ出た。

コンビニの涼しさを感じてしまうと、家に帰るのさえ面倒に感じてしまう。

それでもえいっとやる気を振り絞って、、外へ。

つやつやの木の葉が、まぶしい光を浴びて、塗りつけたような銀色に輝いている。

その輝きにつられてなのだろうか、こちらへ近づいてくる小さな人影。


「こんにちは」

「あ、やっぱり」


やっぱりって何ですか、なんて聞かれたって、わたしにも分からない。
ただ、家で一人アイスを食べるより、二人で食べる光景のほうが強く印象に残った。
だから、ビニール袋の中にはレシートと、二袋のアイスが入ってる。
早く帰らないと、溶けちゃうな。



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