過去ログ - ハルヒ「IBN5100を探しに行くわよ!」
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698: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/08/13(木) 23:24:54.48 ID:zlqraiBa0
キョン「お、富士山が見えたぞ」

長門「そう」

キョン「やっぱり富士は日本一の山だな」

長門「そう」

キョン「……なぁ、長門。その、漆原さんやフェイリスさんに誘発させたリーディングシュタイナーって、本人からしたら混乱するんじゃないか? 本来あるべきはずのない記憶が頭ん中にあるんだから」

長門「通常範囲のリーディングシュタイナーの場合、多くの人間はそれを夢、幻、あるいは記憶違いなどとして認識、処理する」

キョン「そりゃそうか。それで、岡部さんがその夢や幻の内容をピタリと言い当てれば夢じゃなくなるってわけだ」

長門「……人間は夢と現実を対立すべき概念として考える。しかし、夢、幻、デジャヴと言ったものは全て人間の脳内の化学的変化および世界外記憶領域との連結であり、現実に起こっている事象。これを非現実として切り捨てるのは人間が社会的動物だから」

キョン「……んん?」

長門「仮に夢を二人で見ることができれば、それは少なくとも二人にとっては夢ではない」

キョン(去年の5月の、ハルヒによる世界崩壊のことを言ってるのか。そりゃ、そうだな。俺が仮にハルヒに、お前にキスした夢を見たと言ったら、それはハルヒにとって夢幻ではなくなり、俺がタコ殴りにされることは物体が光より速く移動することが不可能なことと同じくらい確定的だ。今俺たちが乗車してるのは“のぞみ”だけどな)

長門「逆に通常なら現実と認識すべき事象でも、その事象へアクセス可能な人間が一人しかいない場合、社会的には妄想や幻想として処分される」

キョン「ってことは、自分の妄想を周りの人間に認識できるような、催眠術誘発装置とかがあれば、それって妄想じゃなくなるのか? メガロマニアもビックリだな」

長門「理論上はそうなる」

キョン(この一連の会話は長門にとってはただの雑談なのだろう。それを楽しいと感じてるかどうかは、そのセリフの長さや言い回しでなんとなくわかる)



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