過去ログ - ハルヒ「IBN5100を探しに行くわよ!」
1- 20
852: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/08/18(火) 21:16:35.72 ID:6+zjQOQ+0
-
---
-----



岡部「……迷子ですか」

紅莉栖「…………」

岡部「……僕も、小さい頃から知ってる女の子が、ずっとふさぎ込んでて、なんて言ってあげたらいいかわからなくて、自分には、何もできないのかなって」

紅莉栖「……『鳳凰院凶真』。知ってる?」

岡部「......ほうおういん?」

紅莉栖「科学者なの。でも、ただの科学者じゃなく、マッドサイエンティスト。それも飛び切りの」

紅莉栖「彼の言動は滅茶苦茶で、みんなからはいつも馬鹿にされてた」

紅莉栖「誰も彼が言うことも、その研究も、彼が発見したものも、信じなかった」

紅莉栖「でもね、彼が見つけたものは、誰の目にも見えないものだったの。彼だけに見えるもの」

紅莉栖「彼はそれは、人を苦しめ、傷つけ、時に世界を壊してしまうものだと気付いたの」

紅莉栖「だから、一生懸命みんなを守ろうとして、なんとか世界を救おうと戦い続けた」

紅莉栖「でも、そのことを知る人は誰もいないの」

紅莉栖「彼はずっと、マッドサイエンティストのまま。ずっとみんなに馬鹿にされ続けたまま」

岡部「……悲しい、話ですね」

紅莉栖「そう? 私は素敵な話だと思う」スッ

岡部「……!」チュ

紅莉栖「……ほら、行きなさい。あんたを待ってる人がきっといるから」

岡部「…………」ダッ



岡部「まゆりッ!!」ダキッ

まゆり「……オカリン」

岡部「連れてなんていかせない……。まゆりは俺の人質だッ! 人体実験の、生贄なんだ……ッ!」


紅莉栖「…………」



-----
---
-



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
987Res/785.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice