過去ログ - ハルヒ「IBN5100を探しに行くわよ!」
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857: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/08/18(火) 21:46:11.11 ID:6+zjQOQ+0
キョン(ともかく、あの立方体がメイドイン朝倉の情報制御空間とやらなんだろう。内側の情報制御空間内に二人の牧瀬さんが見える)

古泉「おそらく、片方が人間の牧瀬さんで、もう片方がAIの牧瀬さんでしょう。人間のほうは間違いなくα世界線、つまり僕たちがさっきまで接触していたほうの自我だと思いますが、AIのほうはαとβ、果たしてどちらなのでしょうね。もしかしたら両方が合体したものかもしれない」

キョン(なんとなく俺は、写し鏡となった二人が何を話しているか気になった。途端、二人の声が俺の耳に届いた)



紅莉栖(AI)「解釈なしには、すべては成り立たない。逆に言えば、解釈することそのものが世界を認識する手段―――観測のための必須要件ということ。解釈の出来ない者は、観測者たり得ない。……ただ、騙されるだけで目を開くことも出来ずに終わる」

紅莉栖「あら、そういうことなら私は観測者の資格ありということかしら?」



キョン(騙されている可能性、か。俺は大丈夫だよな、長門?)

キョン(まぁ、俺もかつて似たようなことを考えたことがある。基本的に俺が知覚できないものは物語にならないって事だ)

キョン(例えば岡部さんがどんな世界線漂流をしてきたのか、長門が朝比奈さんとタイムトラベルをしてどんな体験をしたのか。その辺は観測しようがない)

キョン(観測しようはないが、一方で俺の身の回りにいろいろと不思議なことが起きるのは俺が存在するからだ。なんか哲学的だな)

キョン(まぁ、仮に俺が死ぬ、なんていうとんでもハップンなことが発生したら、代わりに古泉あたりがストーリーテラーに名乗りをあげるんじゃないか)

キョン(これをメタ発言と捉えるかどうかだって、それは観測者次第で歪みを見せるってもんさ)



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