過去ログ - ハルヒ「IBN5100を探しに行くわよ!」
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92: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:04:54.49 ID:lTTafKE10
なにかおかしい。

なんとなくそんな気がした。

俺の質問に対して、古泉が、そして長門がこんな風に純粋な疑問符をそのまま返球してくることなど、今の今まで一度でもあっただろうか。
以下略



93: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:06:11.02 ID:lTTafKE10
古泉「大丈夫ですか? やはり顔色が悪いようですが」

キョン「ッ!!」ダッ

古泉「あっ、ちょっと! どこへ行くのですか!」
以下略



94: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:07:25.51 ID:lTTafKE10
万世橋付近


キョン「どこだッ!! どこだハルヒ!! どこにいるッ!!」

以下略



95: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:12:47.43 ID:lTTafKE10
柳林神社


ハルヒ「さっきはゴメンネ!」

以下略



96: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:14:37.31 ID:lTTafKE10
キョン(俺はここで『IBN5100には手が届いていたはずなんだ!』とか、『神社に来たのはお前の勘じゃなくてあの猫耳メイドからの情報のおかげだろ!』、あるいは『朝比奈さんの猫耳をどこへ隠した!』などと喚き散らす気は毛頭ない。そんなことをすれば白い眼を向けられるのはなんとなく予想が付く)

古泉「あと行っていない神社となると、ここか、ここでしょうか」

キョン(……なにやら景色がおかしい気がする。俺の記憶しているアキバは、もっとこう目のやり場に困るというか、余計な妄想に駆り立てられる何かが街中に溢れていたと思うのだが)
以下略



97: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:19:27.31 ID:lTTafKE10
2010.08.07 (Sat) 18:31 
湯島某所


ハルヒ「ぜんっぜんダメね。今日の収穫はゼロだったわ」ガララッ
以下略



98: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:20:19.05 ID:lTTafKE10
キョン「俺はもんじゃ焼きというものを食ってみたいな」

ハルヒ「邪道。却下」

キョン「この野郎……」
以下略



99: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:23:03.23 ID:lTTafKE10
2010.08.07 (Sat) 21:40
男子部屋


キョン(夕食をキッチン・ジローとかいう名前のカレー屋で済ませた俺たちは風呂に入って早々にGO TO FUTONすることになった)
以下略



100: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:28:30.37 ID:lTTafKE10
古泉「僕たちは北口駅から電車に乗り、新大阪駅で新幹線に乗り換え、10時半頃に秋葉原駅に到着しました」

古泉「その後ラジ館前で例の人工衛星について議論などしていましたが、涼宮さんが突然『IBN5100は巫女さんがいる神社にあるはず! みくるちゃんに巫女としての稽古をつけてもらいましょう!』とおっしゃりまして、神田周辺の神社巡礼を打ち始める運びとなりました」

古泉「湯島天満宮、神田明神、妻恋神社、そのほか名もなき小さな祠にもお参りしましたがなかなか巫女さんとは遭遇できず。ようやくあの柳林神社で剣を振るっていた巫女さん、漆原さんにお会いできたのです」
以下略



101: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:31:40.87 ID:lTTafKE10
キョン「おそらくあの柳林神社に到着してしばらく話し込んだあたりで世界が一部改変された。そして俺だけが記憶を維持している」

古泉「その根拠は?」

キョン「二つある。一つは俺の周りにいた人間が寸前までの状況を俺と共有していなかったこと」
以下略



102: ◆/CNkusgt9A[saga]
2015/07/30(木) 22:34:43.11 ID:lTTafKE10
古泉「僕の記憶している中ではちゃんと“萌え”の概念はあります。いえ、それを理解できているかと問われれば、無遠慮に首肯できるものではありませんが。あるいは、概念そのものが書き換わっていると?」

キョン「いや、そうじゃない。多分この世界の住人には信じられないんだろうが、俺の記憶の中には、“メイド”だの“猫耳”だの“萌えアニメ”だのがあってだな、そいつらが“ニャンニャン”などを語尾につけて的確に男のリビドーを刺激するという文化があったんだ」

古泉「……非常に限定的ではありますが、大丈夫です。この世界、いえ、僕の記憶の中にもそのような趣向は存在しています」
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