過去ログ - 【がっこうぐらし】ゆき「くすんッ……う……あ……うあああ――っん」
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57:名無しNIPPER[saga]
2015/07/30(木) 23:19:18.80 ID:kpEw5TsA0
つくづく、現実味が薄れる。この先輩を見ていると。
でも、過食もストレスを発散する手段なのかもしれない。
それとも、生存本能ってやつかな。
食べないと生きていけないし。
強い者には従わないと。
嫌なことには目をつむり、夢や希望を見ていれば、傷つくことはないよね。

その日は、部室の片づけをした。
いつまでも気味の悪い状態で放置するよりも、綺麗にした方が寝つきも良くなるのではと提案したのは私だった。
むろん、ゆき先輩には関係ないけど。
体を動かしていれば余計なことを考えずに済むし、昼に動いて夜眠るという体内のリズムができると思った。
りーさんだって、その方が眠れるんじゃないだろうか。

ゆき「ねえ、中庭のお花もらえないかめぐねえに聞いてくるよ。部室に飾ろうよ」

そう言って、彼女が駆け出す。

くるみ「あ、こらッ……!」

ゆうり「ゆきちゃんッ」

近くにいた私は、とっさにゆき先輩の腕を掴んだ。

ゆき「わふッ」

みき「わッ」

勢いあまって、私の胸に体当たりする。

くるみ「さすがに中庭のは学校のものだから駄目だろ」

ゆき「そ、そうだよねえ」

みき「屋上になかったんですか?」

ゆうり「あるにはあるけど、食べれる植物だからちょっともったいないわ」

ゆき「そっか、じゃあ……しょうがない」

おおかた、植物は気持ちが落ち着くから、などと考えていたのではと私は見当をつけていた。
優しい人だから。


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