過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」
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982: ◆dIhERAk/UA[saga]
2015/10/04(日) 12:59:26.17 ID:aZBsXn2Zo

桃子「〜♪」


チラっと横目で見た桃子は、髪を手で上げ美味しそうに食べている。

その姿は、妙に此方を誘う美しさがあり、可愛らしくもあった。


京太郎「って相手に嵌ってどうする!……俺も本番といこう!『かけそば』お願いします!」



店員「お待たせしました」

京太郎「勝った……熱い蕎麦をたぐって!冷たい水で追っかける!美味しいな……本当に」


これだ、これが京太郎が求めていたものだ。

最後の締めに『ニシンの棒煮』と『もり蕎麦』で〆だ。

どうだ、この完璧な布陣は!


京太郎「東横さんはっと……『蕎麦湯』でしめてる…早い帰りで」


こっちは正に祭りと言っても他言ではない。

静かに去っていく桃子にようやく勝った。


桃子「あれっ……よく会うっすね」

京太郎「ぶほっ……ど、どうも」


夢中で食べていると横を通りかかった桃子に声をかけられた。

桃子は、嬉しそうに頬を軽く染め挨拶をしてくれる。

それに驚きながらもなんとか答え手をあげた。


桃子「……少しお話したかったっすけど『蕎麦屋で長居するもんじゃないっすからね』それじゃ……」

京太郎「………ずぞぞぞ」


桃子は名残惜しそうにそれだけ言うと去っていった。

それを京太郎はただただ蕎麦を啜り見送る。


京太郎「………ちくしょ!!そうだよな!長居は無用だよな!腹いっぱいにしたければ他の店でいいよな!!」


京太郎は泣きながら蕎麦を食べ終え、最後に机に突っ伏し泣き入った。


京太郎「また負けた」


今回の対決

京太郎 ● 桃子○


<食の京太郎 カンッ>




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