過去ログ - 八幡「じゃあな、雪ノ下」雪乃「待って!いかないで!」
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1:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 02:51:52.36 ID:BYQ1Nk3DO
ちょうど、俺が高校の入学式で事故ってぼっちが確定したくらいの時間帯

人は過ちを繰り返すことを主観的にも客観的にも俯瞰的にも納得してしまう、もしかすると俺はそういう星に生まれたのかを問いたくなる


まあ、死後の世界があるならすぐに分かるか

俺は高校入学の時に由比ヶ浜の犬を助けてぼっちが確定して入院したように、今度は雪ノ下雪乃を助けて死ぬことになる


なにせ今度の相手は高級車ではなくダンプカーと来たもんだから多分俺の体の原型は留めてないだろう。

雪乃「ええ!そうです!交差点の…」

雪ノ下が珍しく高デシベルで電話の相手に理路整然と場所を伝える、意識明朗ナレドモ身体動カズ

東郷平八郎も同じ状況にあるならこう言うだろう
雪乃「比企谷君!しっかりして!」

無茶言うなよ、ダンプカーだぞダンプカー、即死しない方が珍しいんじゃねえの?

八幡「おま…え………は……無事……た」

雪乃「比企谷君!?比企谷君!!」

やっぱまともに話せないか、最期だけど誰かを助けて死ねるなら悪くない気分だな。別れの挨拶をちゃんと言わないと地獄に落ちちゃうかも知れないから最後の力を振り絞る

八幡「じゃあな、雪ノ下」

雪乃「待って!逝かないで!」

俺の意識はここで途切れる

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2:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:03:33.75 ID:BYQ1Nk3DO
雪乃「ひっく…ひっく…」

結衣「ゆきのん大丈夫?」

雪乃「私のせいよ…私が…あんなことを言わなければ…」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/07/30(木) 03:14:44.88 ID:lfQ3hyJIo
俺ガイルはマジでコテ多いな なぜトリにしないのか


4:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:16:34.39 ID:BYQ1Nk3DO
結衣(ゆきのんがこんなに泣くなんて考えもしなかった、見てられなかった、自分を責め続けるゆきのんを慰めることは、あたしには出来なかった)

雪乃「比企谷君…もっと優しく接します…友達でも何でもなります…だから帰ってきて…」

小町「お兄ちゃん…ごめん…小町が追い出すようなことするから…」
以下略



5:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:18:05.10 ID:BYQ1Nk3DO
他の書いてる人は知らんけど機種の問題で俺は無理だったからコテコテやねん


6:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:21:06.85 ID:BYQ1Nk3DO
結衣「二人とも、もう帰った方がいいって看護師さんが…」

小町「…わかりました…」

雪乃「比企谷君…ごめんなさい…比企谷君…ごめんなさい…」


7:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:31:56.34 ID:BYQ1Nk3DO
結論から言うと、俺は死後の世界にまだ行けないらしい

雪ノ下と小町の嗚咽で意識を取り戻したはいいが、目も開けられない状態で、話すことは夢のまた夢といった具合だ

ひたすら謝る雪ノ下や小町を安心させたかったが、総合的に考えて俺は植物人間になったようだ
以下略



8:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:39:01.66 ID:BYQ1Nk3DO
ともかく、人と意志の疎通が不可能な悲劇の英雄は自分が文字通り命懸けで助けた相手の無事を確認出来て不幸中の幸いを見出した。

スポーツに燃えるでもなく、趣味に生きるでもない、友達はゼロ、辛辣な言葉を浴びせてくる部活の部長様は俺が目を開けないことには友達になってくれない。

部活仲間はナイスな働きで看護士さんや先生の手をほとんど煩わすことなくスムーズに平謝りしてくる二人を帰らしてくれた、誉めてつかわす


9:天満宮[saga]
2015/07/30(木) 03:44:20.94 ID:BYQ1Nk3DO
無駄に頭を回していたら眠くなってきた、このまま死後の世界に行った方がみんながみんな楽になれるんじゃないのか?

俺はあればの話だが来世で強くてニューゲーム出来るかもだし、雪ノ下や小町や由比ヶ浜だって時間が解決してくれるだろうし。入院費もバカにならんだろうから…眠い…


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