過去ログ - 矢矧「ショートランドの紫煙事情」
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146: ◆CclP45QV.qaY[sage saga]
2015/11/10(火) 01:39:25.15 ID:3SsHBpE90
若葉『添い寝』
若葉「…提督」
若葉「提督。寝ているのか?」
若葉「…今日は突然提督の部屋に来てすまなかった…」
若葉「昨日、夢を見たんだ」
若葉「若葉を残して、皆がいなくなる夢だ」
若葉「そして…提督も私の前からいなくなるんだ」
若葉「必死に追いかけるのに、歩いてる提督に追い付けなくて…」
若葉「そして布団から飛び起きて、ああ夢だったんだって…安心した」
若葉「外を見たら朝になってて、若葉は寝汗を流したあと、いつもの巡回任務もこなした」
若葉「みんなにこの夢のことを話したら、そんなことはないから大丈夫って、言ってくれた」
若葉「安心した…でも、胸のつっかえは、なかなか取れなかった」
若葉「それで、夜になって布団に入ったら、またあの夢を見るかもと思ったら…」
若葉「すごく、怖くなって…気が付いたら提督の部屋に駆け込んでた」
若葉「提督は私の顔を見るなり、凄く心配そうな顔で寝室に入れてくれた」
若葉「何があったかも聞かずに、今日若葉が上の空だったのもお見通しで」
若葉「大丈夫、大丈夫だって言ってくれて……心の底から、凄く安心したんだ」
若葉「ありがとう提督……提督が若葉の提督で良かった」
若葉「…提督?起きているんだろう?」
若葉『バレバレだぞ。もう少し狸寝入りも上手くならないと」
若葉「ん?ああ、もう大丈夫だ。話したらすっきりした」
若葉「だけど…今日は一人で寝れそうにないから…」
若葉「この枕じゃなくて、提督の腕枕で寝させてくれ。それならとてもいい夢を見られそうだ」
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