過去ログ - いじめられっこ「君にそんな『権利』があるのか!?」
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2: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:51:05.10 ID:f898tp250
□□はあからさまに動揺する。どうやら図星のようだ。

「おい□□、なぜ黙っていじめを受けているんだ? 何か弱味でも握られているのか?」
「え、えっと、××くん?」
「何かあったら学級委員である俺に言え。わかったな?」
以下略



3: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:52:28.58 ID:f898tp250
次の日、俺は朝一番に□□を探した。
どうやらまだ来ていないらしい。

「まさかもう、誰かにいじめられているのか?」

以下略



4: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:55:27.32 ID:f898tp250
俺はすかさず声をかける。

「おいお前ら何をしているんだ!?」
「え? なんだよ××?」
「□□が嫌がっているだろうが! 放すんだ!」
以下略



5: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:57:51.96 ID:f898tp250
「どうしたんだよ××?」

なんだこいつらは? まさかとぼけるつもりか?

「どうしたじゃない! お前ら□□をいじめていただろう!」
以下略



6: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:58:43.23 ID:f898tp250
俺は校舎に入ると□□に忠告した。

「おい□□、このままやられっぱなしでいいのか?」
「あの、××くん……」
「なんだ言い訳か? そんなんじゃいつまでもこの状況を打開出来ないぞ!」
以下略



7: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:59:47.13 ID:f898tp250
それから俺は□□がクラスメイトにいじめを受けているのを見かけたら、徹底的に糾弾した。
□□は大丈夫だとは言っていたが、俺にはとてもそうには見えなかった。
しばらくすると、□□がいじめを受ける場面は見なくなった。

良かった。これで□□は救われたんだ。
以下略



8: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:01:18.70 ID:f898tp250
しかしそれからしばらくして、俺はまた□□がいじめを受けている現場に出くわした。
しかも今度は、クラスメイトに蹴られていた。

「おい! お前ら止めろ!」

以下略



9: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:02:19.37 ID:f898tp250
すると、いじめっこ達は俺を見て薄笑いを浮かべながら去っていった。
なんだこの反応は?

「大丈夫か□□?」

以下略



10: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:03:11.16 ID:f898tp250
二日後。
この日は全校集会のある日であり、生徒は全員体育館に集まっていた。
そして俺は集会の最後に話すことがあると先生方に訴え、壇上に上がらせてもらった。

「皆さんに言いたいことがあります」
以下略



11: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:04:12.62 ID:f898tp250
「僕はいじめを許せません。何とかして□□くんを救いたいのです。力を貸してください!」

俺は力一杯叫ぶように訴えた。
□□は恐らくいじめっこの報復が怖くて相談出来ないのだろう、なら俺が言ってやる。

以下略



12: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:04:54.23 ID:f898tp250
だが事態は思わぬ方向に向かった。
何と□□へのいじめが激化したのだ。
彼への暴力や罵倒が公然と行われ、持ち物を壊されるなどの被害も出ていた。

「お前ら何をしているんだ!」
以下略



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