過去ログ - いじめられっこ「君にそんな『権利』があるのか!?」
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6: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:58:43.23 ID:f898tp250
俺は校舎に入ると□□に忠告した。

「おい□□、このままやられっぱなしでいいのか?」
「あの、××くん……」
「なんだ言い訳か? そんなんじゃいつまでもこの状況を打開出来ないぞ!」
以下略



7: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 02:59:47.13 ID:f898tp250
それから俺は□□がクラスメイトにいじめを受けているのを見かけたら、徹底的に糾弾した。
□□は大丈夫だとは言っていたが、俺にはとてもそうには見えなかった。
しばらくすると、□□がいじめを受ける場面は見なくなった。

良かった。これで□□は救われたんだ。
以下略



8: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:01:18.70 ID:f898tp250
しかしそれからしばらくして、俺はまた□□がいじめを受けている現場に出くわした。
しかも今度は、クラスメイトに蹴られていた。

「おい! お前ら止めろ!」

以下略



9: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:02:19.37 ID:f898tp250
すると、いじめっこ達は俺を見て薄笑いを浮かべながら去っていった。
なんだこの反応は?

「大丈夫か□□?」

以下略



10: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:03:11.16 ID:f898tp250
二日後。
この日は全校集会のある日であり、生徒は全員体育館に集まっていた。
そして俺は集会の最後に話すことがあると先生方に訴え、壇上に上がらせてもらった。

「皆さんに言いたいことがあります」
以下略



11: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:04:12.62 ID:f898tp250
「僕はいじめを許せません。何とかして□□くんを救いたいのです。力を貸してください!」

俺は力一杯叫ぶように訴えた。
□□は恐らくいじめっこの報復が怖くて相談出来ないのだろう、なら俺が言ってやる。

以下略



12: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:04:54.23 ID:f898tp250
だが事態は思わぬ方向に向かった。
何と□□へのいじめが激化したのだ。
彼への暴力や罵倒が公然と行われ、持ち物を壊されるなどの被害も出ていた。

「お前ら何をしているんだ!」
以下略



13: ◆BEcuACNawuaE[saga ]
2015/08/01(土) 03:05:51.75 ID:f898tp250
正直言って、俺に何かを言われる心当たりはない。
一体何が起こっているんだ?

そしてそんな日がしばらく続いたある日、□□が学校を休んだ。

以下略



14: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2015/08/01(土) 03:06:34.47 ID:f898tp250
どうやら□□から俺のことを聞いているらしい。

「□□、クラスの人が来てくれたわよ」

親御さんが□□を呼ぶが返事は返って来なかった。
以下略



15: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2015/08/01(土) 03:07:37.32 ID:f898tp250
……中々戻ってこない。□□がごねているのか?
そう思っていると、ようやく親御さんが戻ってきた。

「……ご免なさいね、あの子具合が悪いみたいで」
「本当ですか? 嘘をついているのではないですか?」
以下略



16: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2015/08/01(土) 03:08:14.58 ID:f898tp250
そして俺は叫んだ。

「聞こえるか□□!」
「ちょ、ちょっと……」
「俺はお前が出てくるまで毎日来るぞ! 一緒にいじめに立ち向かうんだ!」
以下略



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