過去ログ - 提督「降りしきる>>1の中で>>1と>>1つ」【安価】
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 20:29:58.38 ID:WOfLjiaL0
提督はまた立ち上がって夕立に向こう行けと手で追い払う仕草をした。夕立はしょんぼりしたようにのそのそと移動していく。その緩慢な動きが妙にいじらしかったので、提督は何か悪いことをした気分になった。

男なら我慢してでも受け入れろとどこからか聞こえたような気がした。でも、提督は濡れるのが嫌だった。なので、次善策として夕立に全部脱げと指示した。夕立が裸ならば濡れる心配はない。

「え? え? 夕立がここで裸になるの?」。そうだ。「ちょっと流石に夕立でも恥ずかしいっぽい」。頑張れ。そう言って提督は上着を脱いで渡した。少し厚い生地の上着をそのまま羽織れば夕立も裸になる必要はなかったが、提督は内側が濡れると乾かすのが大変だと思ったので、夕立が裸になるように説得した。

「うう。わかったっぽい。裏で着替えてくるね」と言って神社の裏手にまわった。そして上着の裾を伸ばすように手で押さえて、もじもじしながら帰ってきた。裾からは太ももが伸びて膝、ふくらはぎ、くるぶしまで柔らかい直線を描いていた。

夕立はこれで満足かというように脱いだものを再び賽銭箱の上に放り投げた。そして「あっ」と声をあげた。パンツが賽銭箱に吸い込まれたらしい。夕立はどうしようと慌てて賽銭箱の蓋を開けようとガタガタ揺らした。開く気配はなかった。木の枝で引っ掛けようとしたが、存外底が深い賽銭箱には意味がなかった。

提督はシュンとした夕立になんて声をかけたらいいかわからなかったので、「ご利益がありそうだな」と慰めてみた。叩かれた。痛くはなかった。


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