5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 22:58:19.24 ID:O9IlJXjd0
貴音「おはようございます。先週に引き続き、今回も私達はJAXA宇宙科学研究所に来ております」
真美「んでんで?今日は何を見るのお姫ちん」
貴音「宇宙科学は、はやぶさだけではありませんよ、真美」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 22:59:30.91 ID:O9IlJXjd0
真美「わくせーぶんこーかんそくえーせー?」
貴音「それではここからは、専門の先生にお話を伺いましょう、Y崎先生、よろしくお願いします」
Y崎「どうもみなさんこんにちは。宇宙研の太陽系科学研究系というところで、特に惑星の大気とかについて詳しく研究しているY崎といいます。本日はよろしくお願いします」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:00:25.39 ID:O9IlJXjd0
Y崎「ひさきでは、極端紫外線というものを観測するのに特化して、木星や、その衛星のイオのなどを観測しています。用途を絞って、小さくまとめた衛星になりました」
真美「ねえねえ、何でひさきには、門松みたいなのが付いてんの?」
Y崎「門松ではありませんwあれは、衛星の中に入っている望遠鏡に太陽光が直接入らないようにするためのフードなんです……ただし、実際に年末年始に門松みたいに、この模型が使われることもあるんですけどね」
8:名無しNIPPER[sage]
2015/08/01(土) 23:01:07.61 ID:H4w7Hz6Po
続きとか、待ってた!
9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:02:26.55 ID:O9IlJXjd0
貴音「さて、宇宙研の資料室に来ております。いろいろな展示物が並んでいますね……さて真美、ここで問題です」
真美「うぇ?!」
貴音「宵の明星、明けの明星として知られる惑星の名前は?」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:03:37.34 ID:O9IlJXjd0
N村「どうも皆さん。金星探査機、『あかつき』のプロジェクトマネージャを務めていますN村と言います」
貴音「さて、それではその金星の謎に迫るために、先生が今指揮されているのが」
N村「こちらの模型の探査機。『あかつき』です」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:04:39.52 ID:O9IlJXjd0
N村「実は、金星には風速100mを超えるものすごい風が、大気の上の方で吹いてるんです」
貴音「日本に来る台風は、だいたい風速50m前後ですから、その倍以上の風ですね」
N村「はい。でも、今まで何でこんなに強い風が吹くのか、実際のところよく分かってなかったんです。『あかつき』はそういった謎を解明するために、今も金星に向かう道半ばです」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:05:16.63 ID:O9IlJXjd0
N村「大変でしたね。でも、ようやく金星の直ぐ側まで戻ってこれました。今後何回かに分けて、姿勢制御用の小さなエンジンを使って、金星の周回軌道に入ります」
真美「えっ、まだエンジン付いてるの?ならそれを使って、ばばーって行けばよかったんじゃないの?」
貴音「宇宙空間、それも惑星間の移動では、ちょっとしたスピードの変化が命取りになります。それに、姿勢制御用のエンジンというのは、元来長時間動かすものではないので、どうしても故障のおそれがある」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:05:47.22 ID:O9IlJXjd0
真美「なんか凄いねー。そういえば、前来た時に見たはやぶさも、すっごく大変だったんだよね」
貴音「ええ。でも、それを乗り越えられたのも、この探査機があったからこそ、ですね」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/01(土) 23:06:52.69 ID:O9IlJXjd0
真美「それにしても暑いねぇ……」
貴音「研究所の中は、木々に囲まれていて良いですね……ところで、空高く輝く太陽。真美はどんなものかご存じですか?」
真美「え?……そういえば、あんまり考えたこと無いね」
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