124: ◆JMQrjAAXSXNz[sage saga]
2015/08/09(日) 20:50:04.02 ID:FZZjR7t50
“原村和の場合”
京太郎「の、和、ちょっとあたって......!」
和「なんですか〜?えっちなきょうたろう君はむねが好きなんでしょ〜」
ええ!大好きですよ!
でもそれ以上に和のことが大事だ。あまり男に対してこういう事をして欲しくない。
京太郎「ダメだって!ほんとに和が思ってるほど男の理性は強くないんだって!!」
和「きょうたろう君なら大丈夫ですよ」
京太郎「俺もきついから言ってんの!」
頼むから言うこと聞いてほしい。今後同じようなことがあっては――――
和「......違います」
京太郎「は?」
和「きょうたろう君なら、ゆるせるんです」
ぽつり、と呟くように漏らす和。
相手が酔っぱらいだとは言え、すこしドキッとする。
和「お酒の力をかりれば、すこしは大胆になれるかなっておもったのに」
京太郎「和......」
和「いっつもいっつも胸ばかり見てるくせに、かんじんなときにはへたれで」
京太郎「和?」
和「なんなんですか!?もうちょっと食いついて、むしろ召し上がってくださいよ!」
京太郎「和!?」
よもや、和がこんなことを言うとは......。酔いの力とは恐ろしい。
京太郎「今日はもうお開き!」
和「じゃあ、ねましょうか!」
京太郎「帰るよ!?」
ああ、もう。
京太郎「......素面で言ってくれよ」
和「?何か言いました?」
京太郎「何でもねーよ。ほら、もう行くから戸締りはちゃんとしとけよ」
和「はーい」
はぁ、何かもう疲れた。
和「......素面でなんて、どんな顔して言えばいいんですか」
最後の呟きは聞こえなかったことにする。お返しだ、バーカ。
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