過去ログ - 京太郎「酔っぱらいの世話係」
1- 20
153: ◆JMQrjAAXSXNz[sage saga]
2015/08/11(火) 21:00:40.76 ID:wXPKcjxa0
“池田華奈の場合”


華奈「はぁ、妹たちを置いて来るのにも一苦労だし......」

京太郎「ははは、お疲れ様です。」

華奈「それじゃあ」

京太郎「ええ、それでは」

華奈「乾杯だしっ!」

京太郎「乾杯っ!」

福路さんが無事プロ入りしたということで何故かこの二人でプチ飲み会を開くことになっ

た。

まあ、福路先輩にはインカレやプロ試験が近いときですら指導してもっらたりと非常にお

世話になったし、池田先輩は......まあ、うん。多分お世話になってる。多分。

京太郎「しかし凄いですねぇ。どこのチームからも引っ張りだこだったそうで」

華奈「うぇぇん」

京太郎「池田先輩?」

ええっ!?なんで泣いてんの!?

華奈「キャプテン、美穂子先輩に、今まで、本当、迷惑、かけて」

京太郎「あー、でもその分楽しかったんじゃないですか?」

華奈「卒業の時もそー行ってくれたしっ!うわぁぁぁ」

京太郎「福路先輩が、少しうらやましいですねぇ」

つくづく思う。池田先輩は福路先輩にとって最高の後輩だったんだなって。

京太郎「多分、そうやって慕ってくれたことが一番嬉しかったと思いますよ」

華奈「でもぉ、何にも恩返ししてないしぃ」

京太郎「いいじゃないですか。きっと福路先輩の中では釣り合っていたと思いますよ。貰

ったものと、あげたもの」

池田先輩のぐちゃぐちゃになった顔を拭く。あまり化粧するタイプの人じゃないのでハン

カチが汚れなくて助かるな。

京太郎「福路先輩、貴女の笑顔が好きって言ってましたよ?次会うときのために今日泣き

切っちゃいましょうか」

華奈「うんっ...!うんっ......!」

貴女が福路先輩にあげたように、俺も貴女に何かを。

そんな言葉を酒とともに飲み干した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
218Res/93.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice