48: ◆JMQrjAAXSXNz[sage saga]
2015/08/05(水) 23:27:12.12 ID:xjglpK9T0
“松実玄の場合”
京太郎「いやぁ、絶品ですね。料理もお酒も」
玄「よかったぁ。あ、こっちもおいしいよ」
奈良は吉野の松実館。この前玄さんに機会があったらと言われていたので、お邪魔している。
京太郎「おいしい料理によく合うお酒、おまけにこんな美人さんにお酌してもらえるとは。ほんと
いいところですね、松実館」
玄「そう言ってもらえると嬉しいんだけど流石にお酌をするのは京太郎君だからだよ?」
......そういうんじゃないんだろうけどそんなこと言われるとね、
京太郎「あー、何と言うか、照れますね」
玄「うえぇぇ!?ち違、そういう意味じゃ......」
京太郎「ははは、分かってますよ。ほらちょっと落ち着いて」
玄「う、うん。そうだね。お水、お水」
京太郎「あ、それお酒―――ってええ!?」
いきなし倒れかける玄さん。思わず抱きかかえてしまったけど大丈夫か......?
京太郎「とにかく誰か呼ぼぉぉぉぉ!」
玄「きょうたろう君のおもちー」
え、え、え、何か浴衣の襟から胸を揉まれてる!?
京太郎「あの、え、玄さん?」
玄「このおもちかたーい」
京太郎「いや、男の胸ですし。じゃ、なくて」
玄「でも、なんかたくましい?」
キュンと来ちゃうでしょ!そういうこと言われると!
京太郎「玄さん、離してください!」
玄「きょうたろう君もおもちさわる?」
京太郎「......ゴクリ」
いや、ゴクリじゃないよ!?だめでしょ!?
京太郎「しょ、正気に戻って!お願い!」
玄「いいよ、いっしょに......」
アカン、アカンやつやこれ。
その夜のことはあんまり覚えていないが、一つ確かなのは就職先が決まったということだけだ。
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