16:名無しNIPPER[saga]
2015/08/02(日) 03:51:04.06 ID:V8gzDOoiO
衣の親でなくば支配が及ばないわけではない。実際、男性たちの手はやはり渋かった。
咲「カン」
しかし、絶妙に挟まれる咲の鳴きで、狂っていた歯車が徐々にずれ、歪に噛み合いはじめる。
眼鏡「つ、ツモ!500・1000!」
衣(くっ…此は如何にせん…)
大きく沈んでいた男性たちの点数がすこしずつ戻り始める。
それはほとんどが咲を経由して衣から零れた点数であった。
いつの間にか均されてきた点数。それでも衣がひとつ頭が抜けていた。
衣(逃げ切る…いや、そんな及び腰では一縷の目もない。押し切る?容易くはない…が、為さねば負けを甘受することになるだけ!)
眦を引き締め、配牌に視線を落とす。
理牌を済ませ、神経を研ぎ澄ます。
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