53:1[saga]
2015/08/06(木) 03:54:24.86 ID:DprYNBt5O
一通り目を通した結果、紙をめくった時のわずかな風で前髪はなびいただけだった。
健夜「だめだ…」
重くなりはじめた頭が重力に従って下がる。
テーブルにこつんとぶつかり、額にひやりとした感覚が広がった。
まずい。まずいにも程がある。
時間はあまり残されていない。この調子でいけば、なにひとつ収穫のないままその時を迎えてしまう。
咲が高校生に上がる時。
その時、土浦女子の制服に袖を通した彼女が、ただひとりで待つ健夜を見た時、なんと言うだろうか。
健夜には容易く想像がついた。それもかなりリアルな音声つきで。
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