121:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 21:25:02.43 ID:5uQHH2Qt0
菫「智葉……?」
私たちが智葉さんの顔を回想を込めてみていると、背後から弘世さんの声がした。
弘世さんは悲しい表情で、智葉さんのそばに寄り、ひざまづいて智葉さんの顔を近くで眺める。
私は言うのも忍びないと思いましたが、言う必要を感じ地下室のことを言いました。
弘世さんは驚いた表情をし、悲しそうに、そして何か考えるようにした。
和「でもどうして他の人は来ないんでしょうか……こんなに煙があるのに」
菫「部屋には煙は来なかったよ」
和「え、じゃあどうして?」
菫「私が気づいたのは……」
弘世さんは最後まで言わず悲しそうな顔をした。
そして何故か咲さんのことを見た。
咲「どうしたんですか」
咲さんは力なく、しかしそれでも傷ついてるのは自分だけじゃないとばかりに、優しげに問いかける。
菫「……いや、なんでもない」
弘世さんはそう言って立ち上がり、ふらふらと談話室の方へ歩いていった。
部長のことで咲さんを気遣ったのでしょうか……。
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