123:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 21:32:09.05 ID:5uQHH2Qt0
ここにいては頭も回復しないと思い、私たちは談話室に戻った。
つい先ほどまでみんながそこにいたとは思えないほど、そこは静かでした。
祭りが終わって次の日にすっかり片付けられた跡を見るような感情が私を襲う。
ただ時計の音だけがその存在を誇示している。
咲「みんなにも報告しなきゃだめだよね」
三人の死体がでたことを報告しない手はなかった。
三人――愛宕さんと大星さんを含めて五人の命が尽きた。その事実に改めて気づき、私ははっとした。
ニュースで見る人の死はただの数字でしたが、この五人という数字にはもう甚だしいものが籠っていた。
とにかく私たちは二階に行った。まずは末原さんの部屋だった。
私はノックをした――が、返事はなかった。
私はことのあらすじを扉越しに伝えたが、やはり反応はなかった。まだ愛宕さんのことでひきずっている、私たちはそう結論して、次の部屋へと行った。
次は弘世さんと、照さんの部屋だった。
だがここにも返事はなかった。
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