45:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 15:54:52.34 ID:5uQHH2Qt0
恭子「あれ、玄ちゃんは?」
言われてみれば玄さんはいなかった。
菫「ああ、松実さんは最後の掃除をするって」
46:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 15:57:29.09 ID:5uQHH2Qt0
淡「えー、スキー楽しみにしてたのに」
照「自然のことだし仕方ないよ。それに私としてはみんなと話せるだけで楽しい」
咲「私も今日はたくさん滑って疲れちゃったから、明日はいいかな。淡ちゃんにはまた明後日教えてもらうよ」
47:名無しNIPPER[sage ]
2015/08/02(日) 16:00:05.36 ID:5uQHH2Qt0
呼称は想像して書いたりしたので一貫性がないかもです。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:09:50.46 ID:5uQHH2Qt0
5
話が弾む中、二階からやや慌ただしく憧と穏乃が降りてきた。
二人は何かを探している様子。
49:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:11:51.76 ID:5uQHH2Qt0
誘拐や暴漢なんてここであるはずありませんし――少しでも頭に浮かんだのが恥ずかしい――、病気、ということもあるのでしょうか?
でもそれも、玄さんは健康そうでしたからあまり考えられない。
単純に明日の料理の下ごしらえにいそしんでいるだけ、あるいはほかのお仕事、と考えるのが自然ですよね。
50:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:16:14.13 ID:5uQHH2Qt0
どこから聞こえたかはっきりとしなかったけれど、しかしこの状況が私に予感させた。
玄さんではないか。
刹那の後、穏乃はいち早く調理場の方へ走り出した。
51:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:17:48.44 ID:5uQHH2Qt0
菫「松実さん?……咲ちゃん、部屋の明かりをつけて」
目がわずかに慣れて、弘世さんの足下に何かが横たわっているのが見えた。
玄さん、なのでしょうか。
52:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:19:42.41 ID:5uQHH2Qt0
憧と穏乃、それに大星さんは顔をわずかに青くそめて玄さんに駆け寄った。
末原さんは言われてすぐに救急箱を取りに駆け出した。
そして私と愛宕さん、お姉さんはただただ呆然としていた。
53:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:22:15.44 ID:5uQHH2Qt0
少しして頭が冷えると、一体何が起きたのか少し分かってきた。
あのとき横たわる玄さんのお腹には果物ナイフが突き刺さり、白いセーターは赤く染まっていた。
誰が、何故、いつ、どうやって――そんなことはジャグジーで次々に現れる泡のように、浮かんでは消えてしまった。
54:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:25:53.98 ID:5uQHH2Qt0
それは全員が集まる談話室で、これから話し合われることとなりました。(玄さんは憧たちの部屋で寝かされている)
憧「それで救急車を呼べないってどういうこと?」
ソファーに全員が座りいざ話し合おうとすると、憧が真っ先に話をきりだした。
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