過去ログ - 和「かまいたちの夜」
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63:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:56:32.79 ID:5uQHH2Qt0
あるいはただたんに玄さんが負傷してそれで憂鬱になっているのかもしれないし、陰鬱な雰囲気にあてられただけかもしれない。

だけれどほとんどの人が同じ苦悩を抱えているのは明らかでした。

少なくともその感情を覚えている。
以下略



64:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:58:43.00 ID:5uQHH2Qt0
久「さっきはああ言ったけど、私は玄は襲われたと思ってる」

咲さんに問いかけようとしたとき、部長は突如切り出した。

まるで代弁するように、強い口調で。
以下略



65:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:00:18.95 ID:5uQHH2Qt0
咲「淡ちゃん」

淡「……サキ。えへへ、ちょっと疲れちゃったのかな」

大星さんは咲さんの問いかけにワンテンポ遅れて応え、病的な笑みを浮かべた。
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66:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:05:17.94 ID:5uQHH2Qt0
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久「話をもとに戻しましょう。私としては主に重点を置きたいのは、犯人が誰か、ということも大事だけど、次の犠牲者を出さないようにすること」

洋榎「確かにそれが肝要やな」
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67:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:08:06.52 ID:5uQHH2Qt0
恭子「ええんかなあ」

久「まあ、止めてもしょうがないでしょ。より疑いを強めるだけだし、それに一応穏乃がいるしね」

部長の言う通り今の憧は猜疑心を強めている。
以下略



68:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:10:31.16 ID:5uQHH2Qt0
智葉「ところで」

辻垣内さんが話を切り出すと、場はたちまち沈黙した。研ぎ澄ました刀のように鋭い雰囲気を持っていますね。

智葉「私は調理場を一度調べた方がいいと思う。何か犯人について分かるかもしれないし、どのみち調理場は必ず行くことになるんだ。血を拭かないことにはな」
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69:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:13:43.57 ID:5uQHH2Qt0
私たちは調理場へとやってきた。

辻垣内さんは血を見てみると、

「新子の言う通り松実の、というより人の型通りに血が縁取られてる」
以下略



70:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:15:35.12 ID:5uQHH2Qt0
咲「でも確かにみんな――」

智葉「みんながアリバイがあると?」

和「それは揺るぎない事実です」
以下略



71:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:17:57.85 ID:5uQHH2Qt0
咲「じゃあ、犯行は……」

辻垣内さんは無言で頷いた。

智葉「さてと、もう血の形以外分からないし、これはとりあえず拭いてもいいかな」
以下略



72:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:20:26.20 ID:5uQHH2Qt0
智葉「二人はそのとき何か気付いたことはあったか?」

咲「暗かったし、あんな状況でしたから、私はちょっと」

智葉「暗かった?
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