86:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:02:51.80 ID:5uQHH2Qt0
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私は再びソファーに座っていた。
談話室には今私と咲さん、愛宕さんと末原さんだけがいた。
愛宕さんが気を使って話を振るが、誰もそれに答えない。答えても、ほんのわずかで決して盛り上がりはしない。
それは当然のことでした。
玄さんが刺され、大星さんはいなくなり、また弘瀬さんは最後まで探していたため一番衰弱し今はまだあの場所で照さんの介抱を受けている。
場が暗くなるのも無理はなかった。
しかし私は愛宕さんが、自身も暗い気持ちになっているはずなのに、こうして気を使っていることに尊敬していた。だからなるべく話に応答するようにしていた。
ちなみに智葉さんの凍傷はそれほどでもなく、精神的にも元気だったが、身体は冷えていたから部屋にシャワーを浴びに部屋に戻っている。
部長は忘れ物をしたと言い、付き添いをかねて智葉さんと一緒に部屋に戻っています。
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