93:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:20:38.51 ID:5uQHH2Qt0
いよいよ例の疑いは確実なものになる。
部長は黙って末原さんの横を通る。末原は肩が当たった衝撃でそのまま地べたに座り込んでしまいました。まるで無力な少女のように。
そして障害物のなくし全貌が見えた部屋の中、ベッドの上で愛宕さんが力なく死んでいた。
真っ赤に染まったシーツは元々赤色だったかと、勘違いしてしまうくらいに鮮やかだった。
私たちはただただ見ているしかできなかった。
それはもうどうしようもない、もう何もかもは終わっていた。
もう――戦わなくてもいいんですね。
批判と再批判をただ繰り返す論文のように、心を乱さなくてもいいんですね。
誰か……、誰か否定してください。
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