過去ログ - ドラえもん 出木杉「僕は天才だ」
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1: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 16:25:23.88 ID:p8xjFUjs0
出木杉「僕は天才だ。愚民とは違う・・・」

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2: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 16:33:52.27 ID:p8xjFUjs0
出木杉「愚民共め、小学校レベルの勉強でよく100点が取れないものだ」
僕は小学校のテストで100点しかとったことがない。小学校の勉強はそもそも勉強ですらないだろう。
100点をとれない愚民共は猿も同然だ。
のび太「すごいなぁ、いつも100点をとってる」
ふっ、バカにするな。貴様のような猿以下と同列に扱われたくないものだ。
以下略



3: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 16:46:15.17 ID:p8xjFUjs0
図書館へ向かっていると、空き地で剛田武と骨川スネ夫がのび太をいじめているところが見えた。野球仲間数人がいてそれを遠巻きに見ている。
周りからの評価を上げておくにはのび太を助けておくのがいいだろう。
出木杉「何をしてるんだ。やめたまえ。のび太君大丈夫かい?」
のび太「うん、大丈夫だよ」
ジャイアン「明日試合だってのにこいつボールをまともに取ることもできねえんだぜ?」
以下略



4: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 16:52:26.38 ID:p8xjFUjs0
〜中学〜
中学校でも僕はクラスの中心であり続けた。
他校から来た生徒たちも僕を羨望の眼差しで見ている。
部活にも入っている。テニス部だ。あそこなら女子からの受けもいいだろう。
中学の勉強は小学校より難しくはなっていた。いつも100点をキープしていたが今は99点だ。
以下略



5: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:01:07.00 ID:p8xjFUjs0
聞くところによるとガリ勉は部活をやってないのに僕を点数で越せないようだ。
そうさ、愚民は愚民。天才の僕にはかないっこない。
校庭をみるとクラスメイト達が野球をやろうとしている。
ジャイアン「おーい出木杉、お前もやらないか?」
誘われても断る理由はない。
以下略



6: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:06:03.97 ID:p8xjFUjs0
それから
圧倒的な支持を受け学級委員長になった。
僕は学校でもかなりの人気者だな。


7: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:22:22.77 ID:p8xjFUjs0
〜高校〜
・・・おかしい。勉強が急に難しくなっている。
勉強に費やされる時間も増えた。
必然的に部活の時間も伸びる。大会が近づくと帰宅する時間が8時を超えることすらあった。
勉強と部活の両立が難しい。


8: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:27:29.13 ID:p8xjFUjs0
テストの点も徐々に落ちていきとうとう70点台しか取れなくなった。
部活でも動きが鈍くなり、エースから外された。
学年1位はガリ勉になった。
ガリ勉「出木杉君どうしたんだい?成績が落ちてるよ?」
ニヤケ面で聞いてくる。ちくしょう。
以下略



9: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:31:44.41 ID:p8xjFUjs0
学級委員長も運動と勉強がそこそこできるだけの奴が選ばれた。
・・・何故なんだ。


10: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:40:05.92 ID:p8xjFUjs0
成績もとうとう学年の真ん中にまで落ち込んだ。
大学にいくのも危ないだろう。だが頑張らなければならない。
のび太を見るんだ。あんなバカより頑張ってる僕のほうが偉い。
僕がのび太をみていると
静香「出木杉さん知ってる?のび太さん最近勉強頑張ってるんだって。
以下略



11: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:45:13.24 ID:p8xjFUjs0
静香「出木杉さんも成績このごろ落ちてるようだけど、がんばって。
   部活は辛いでしょうけど。応援してるわ」
出木杉「うんそうだね。ありがとう」
分かったように言うな。部活の辛さが帰宅部のお前なんかにわかるか。優等生ぶった笑顔で答えながら
その場を去った。


12: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:48:44.12 ID:p8xjFUjs0
〜大学〜
僕は勉強を頑張ったものの東大へ入ることは出来なかったが国立の理系大へ入ることは出来た。
宇宙飛行士になるという勉強はもはや叶いそうにない。
目指すのは大学院へ行って教授になることだ。僕ならその程度はできるだろう。


13: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 17:53:28.37 ID:p8xjFUjs0
地元から少し離れているため一人暮らしだ。
親からの仕送りとバイトで生活している。
のび太達とはもう会わなくなった。
・・別にいいさ。あんな愚民どもなんて会っても会わなくともどうでもいいんだ。
僕の人生に必要ない。


14: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:00:03.35 ID:p8xjFUjs0
〜大学院〜
僕の通ってる大学の大学院へ進学することにした。
真面目に研究を進める。教授の役に立ち人脈を形成し教授になるための骨組みをつくる。
そして自分の研究も進める。
院生の中ではかなりの働き者だろう。
以下略



15: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:03:42.27 ID:p8xjFUjs0
そして時は流れそろそろ卒業の日だ。
論文も書いた。就職活動もうまくいったはず。
僕の未来は明るい。


16: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:08:19.25 ID:p8xjFUjs0
ある日教授になれるかの合格通知が届いた。
心臓がかつてないほどに鳴っている。
落ち着くんだ僕。これまで頑張ったじゃないか。
高鳴る心臓をなだめながら震える手で通知を開けた。


17: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:09:40.88 ID:p8xjFUjs0
頭が真っ白になった。
そこにあったのは不合格という文字。
そんな・・・まさか・・。
・・・。


18: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:16:30.00 ID:p8xjFUjs0
大学院卒業の日。
僕はふわふわとしたなんともいえない気分で卒業に出席していた。
頭が何もかんがえられない。
とにかくこの面倒なことを終わらせよう。それだけだった。

以下略



19: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:22:27.06 ID:p8xjFUjs0
翌日大学院へ行く準備をしながら卒業したことを思い出した。
何か仕事を探さなきゃな。ぼーっとしながらかんがえる。
ただまあお金はまだある。
もう少し暇をつぶしていよう。
それから本を読んだり、ネットをしながら数週間過ごした。
以下略



20: ◆pqpS78nrA6[saga]
2015/08/02(日) 18:28:23.14 ID:p8xjFUjs0
ふとのび太やそのほかの小学校のクラスメイトたちのことが思い浮かんだ。
あいつらは何をやってるんだろう。
もしかしたら仕事につけているのかも。
剛田武は剛田商店を継いでるんだろうな。
骨川スネ夫は親の次期社長として順風満帆。
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/08/02(日) 18:32:49.97 ID:bsRwd4tAO
院生の身で即教授狙うとか、流石に現実見えてなさすぎじゃないですかね……


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