114: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:31:52.91 ID:/aoxDJVuo
…………。
酷く、変な時間が流れていた。
丸薬を呑ませた事で、呪術師は徐々に血の気を取り戻していた。
それに際して、呪術師の意識も覚醒し―――今に、至る。
呪術師「…………え、と」
混乱し、何がなんだか分からないと言った顔で俺を見る。
俺はと言うと、何から説明したら良いのか分からないでいた。俺もまた、状況に混乱していた。
犬勇者「ひ、ひとつずつ確認していこう。もう、身体は大丈夫か」
呪術師「……うん、だいじょうぶ。血を抜かれたけど、取り戻しつつある」
ほっ、と安心する。どうやら体調は良くなりつつあるらしい。
犬勇者「よ、よし。じゃあ、アイツらに……何か、されたのか……」
呪術師「服は破られたけど、弄られた程度……その、まだ……だいじょうぶ……」
犬勇者「そ、そそそうか。最悪の事態は避けられたな……」
本当に良かった。身体を弄られた程度なら、本当に……。
もし、アイツらが呪術師を犯していようものなら、俺は発狂していただろう。
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