過去ログ - 犬勇者「わんわんお!」
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125: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:37:01.11 ID:/aoxDJVuo

―――――かぽーん。

犬勇者「…………」

呪術師「…………」

そして、俺は呪術師に風呂に入れられていた。
無論、呪術師は水着の様な物を着用しているが……二人で、浴槽に浸かってるわけで。

犬勇者「お、怒ったんじゃないのかよ」

呪術師「おこった。だけど、まずは汚れた身体を流すべき」

犬勇者「えーと……じゃあ、なんで」

呪術師「口答えしないで」

犬勇者「あ、はい」

うぅ……なんて理不尽な。
俺は良かれと思って、呪術師の迷惑になるまいと……女は難しい。

無言の時間がゆっくりと過ぎて行く。
呪術師は時折俺を抱きながら、溜息をついては舌打ちをする。
その度に胸が当たったり、吐息が耳にかかって擽ったくて、どうにも俺はびくっとしてしまう。

呪術師「…………私は、勇者が好き」

犬勇者「ぐぬっ」

呪術師「それは、犬になった今でも……変わらない……」

突然の告白に、何も言い返せないでいた。



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