31: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/03(月) 19:20:46.60 ID:RYHG2sjFo
ちゃぽん、と湯船に一緒に浸かる。もう……至福の時すぎて、死にそう……。
呪術師「ふぅー。こうして誰かと、一緒にお風呂に入るのは……久しぶり」
犬勇者「わん、わん、わん……」(すいませんすいませんすいません)
まったりしている彼女の腕の中、俺は執拗に謝り続けていた。
背中に当たる肉の山が、今なお俺の理性をゴリゴリ削り取っていた―――早く、早く出たい。
呪術師「勇者……か。今頃、アイツ……何をしてるのかな?」
犬勇者(貴女と一緒にお風呂入ってます……)
呪術師「妹に手を、出してないかな……」
犬勇者(出せませんでした! 戦士に取られました!!)
呪術師「………一目惚れ、本当にあるから面白い」
犬勇者(………ふぁっ!?)
それは一体どういう事だろう……!? 魔法使いが、魔法使いが実は俺の事を……っ!?
呪術師「妹は興味なかったみたいだけど……私は、好きだな……」
犬勇者「わんわん!?」(ちょ、おま!?)
衝撃的事実が二つ。魔法使いは鼻から俺に興味がなかった。そしてお姉さまは、俺の事好き……だとぅ!?
呪術師「勇者、会えたら……嬉しいな……」
犬勇者(…………あ、もうなんか俺この人と一生いたい)
もう犬でいいんじゃないか……俺は、そう思ってしまいました。今度は、わりと本気で。
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