64: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/17(月) 23:18:54.82 ID:DSNxDsCAo
魔法使い「こんにちは! 魔法学院の推薦で来ました、魔法使いです!」
ギルドの受付で、妹が元気良く挨拶する。それに釣られる様に、周囲の冒険者も笑顔になった。
妹は太陽みたいな、底なしの元気を分け与えてくれる存在だった。
受付「君みたいな逸材が冒険者として現れるとはなあ。こりゃ、勇者様のパーティへの期待も高まるな」
魔法使い「ええ! 勇者様ってまだパーティ探してるんですか?」
受付「中々、ピンと来る人がいないとブー垂れてたよ。もう3日も探し続けているのさ」
魔法使い「ほへー……じゃあ、私ってば良いタイミングで登録したんだ」
受付「はっは、もう一緒に行けると確信してるみたいな言い方だねえ」
呪術師「…………」
受付「ああ、呪術師さん。妹さんは元気で良いねえ」
呪術師「自慢の妹。これから姉妹で世話になるけど……」
受付「分かってるさ。特に姉妹関係を口外する事はない。王から睨まれるのも、嫌だしね」
妹との関係は知られる事を避けたい。多くの暗部の案件に関わる私は、敵も多く血縁関係が襲撃される事も想定できる。
私には身内がいないという事になっている。森の家屋にも結界を張っているし、その辺りは徹底している。
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