94: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:46:28.19 ID:bXvlyvW5o
お頭「はっ、はっ、はっ……なんだってんだ、クソ、間違えちまった……だが、変態犬め……コレで、終わりだ!」
犬勇者(くそ、なんか喰らっちまった……けど、別に痛くも痒くもねえ……!)
どうやら暴発したらしい。当然だろう、人間突発的な動きなんざ、出来る事に限りがあるのだ。
そもそも、何を食らおうが絶対に――――殺してやる。
お頭「俺は無敵だ、呪術を使えるんだああああああ!」
がぶり、と男は指を噛んで大量の血液を手にした書物にぶちまける。
アレがどうやら呪術を使う鍵―――だが、遅いんだよ……っ!
駆ける。そして、男の足元に置かれた、一振りの剣を咥える。
犬勇者(俺の聖剣!? いや贋作か! だけど、おあつらえ向きだなァ!!)
咥えた剣を、上体を捻り上げて――――”切り上げる”。
お頭「ひっ、ああああああああああああああああっ!!!???」
贋作といえども、良い切れ味だ。書物を握っていた手は、綺麗に切り落としてやった。
落ちた書物を俺は後ろ足で蹴り、呪術師の方へと書物は転がって行く。
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