97: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:48:52.99 ID:bXvlyvW5o
犬勇者「死にそうじゃねえか! ええい、どうすりゃいい、どうすりゃいい!」
パンツ被ってる俺の姿がどうだとか、もうそんな事よりも先ず、血液不足らしい呪術師を何とかしなければ。
ふと彼女の周囲を見ると、破り捨てられていたローブから赤黒い丸薬が散らばっていた。
犬勇者「あのローブは、呪術師の……これは、薬か……? おい、呪術師、これ何だ!?」
呪術師「薬……血液、作る……」
犬勇者「だと思った! 用意周到な事に感謝するぜ……ほら、飲め!」
呪術師「……………はぁ、はぁ」
ちっ、飲む元気もないってのか――――ああああああ、街まで連れてく時間もないし!
俺は散らばった丸薬をいくつか口に入れて……。
犬勇者「ごめん、呪術師…………はむっ!」
無理矢理に呪術師へと口移しで飲ませる。器用に、口先でこじあげて、舌で送り込む。
緊急だからとはいえ、犬なんかとキスだ。しかも自分のパンツを被った、血まみれの犬。
呪術師「……………っ!?」
だけど、これで呪術師が助かるなら……仕方ない、よなあ。
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