過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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37: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 00:56:12.85 ID:A2J2oZID0
スズカゼ「目が見えていないというのに、私の表情を見抜いてしまうとは、あなたはとても不思議な方です。願わくば、戦場であなたと相見えぬことを祈っています」

カムイ「そうなるといいですね」

スズカゼ「リンカさん、それでは行きましょう」

リンカ「……」

スズカゼ「リンカさん?」

リンカ「スズカゼは先に行ってくれ、あたしは少し話してから白夜に向かう」

スズカゼ「リンカさん、カムイさんの指が名残惜しいんですね。わかります」

リンカ「誰が名残惜しいものか!」

スズカゼ「えっ?」

リンカ「え?」

スズカゼ「そういうことにしておきますね。では、お互い生きていましたら白夜の地でまた会いましょう」タタタタタタッ

リンカ「まったく、名残惜しいってそんなわけ……ないはずだ」

カムイ「リンカさん、私に話というのは?」

リンカ「カムイ、一つ聞いてもいいか?」

カムイ「呼び捨てで呼んでくれるんですね。ふふっ、なんだか友達みたいでうれしいです」

リンカ「いや、これは……、失礼かもしれないが、様やさんをつけて呼ぶのは柄じゃないんだ。本来、お前に助けられたあたしが呼び捨てにしていいわけなんてないんだ。でも……」

カムイ「いいえ、私としてはうれしいです。だから呼び捨てでいいですよ」

リンカ「そ、そうか」


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