過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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819: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/19(土) 23:59:45.28 ID:5Cs48CRK0
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―賭博の町・マカラス西街道への出口―

スズメ「カムイ王女、ここまでの気遣いありがとうございます」

カムイ「いいえ、苦肉の策です。すみませんがこれで我慢していただけると――」

スズメ「いいんです。今、私たちに必要なのは心を落ち着かせることですから。それに、こうして護衛も付けてくれるのです、感謝しきれません」

 ウウッ、ダイジョウブナノカ? デモ、キガイハクワエテコナカッタヨ

 アンヤノフクッテ、ナンカフシギナモノダナ。

カムイ「送ることしかできませんから、あとは向こうの方たちに従ってください。大丈夫、あそこの方たちは私の知り合いですから、信じてください」

スズメ「はい」

リンカ「スズメ。すまないが、この者たちを頼むぞ。あたしじゃ、一緒にいても気の利いたことの一つも言えないからな」

スズメ「リンカ様も一緒に来れば」

リンカ「だめだ、あたしの顔は暗夜の人間が知っている。あたしが一緒にいることは、お前たちを危険に晒すことになる。だから、ここでお別れだ。スズメと過ごした時間、楽しかったぞ」

スズメ「……リンカ様……私も楽しかったです」

リンカ「ああ」ジャラジャラ

カムイ「申し訳ないです、リンカさん。こんなものを付けてしまって」

リンカ「いいんだ。それにこうしておかないと、スズメたちに要らぬ疑いを掛けることになるからな。安いものさ」

カムイ「はい」


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