過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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870: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/24(木) 22:35:30.27 ID:Uh9TFPf20
―暗夜王国・王都ウィンダム『レオン邸』―

レオン「……せいっ!」ブンッ

レオン「……ふぅ、ツバキに教えられた通りにこなしてみたけど、うまくなってるのかちょっとわからないな」

ツバキ「いやー、前に比べたら見違えるくらいだよー」

レオン「……ツバキ、いるならいると言ってくれないかな?」

ツバキ「集中してるみたいだったんで、声を掛けづらかったんですよー。でも、大丈夫、俺から見ても全然上達してますから」

レオン「そうか、なら時間を掛けた甲斐があるよ。でも、一人でやってもあまり実感がわかないよ。実戦で試しても意味はないだろうし」

ツバキ「うーん、残念だけどそうだね。一瞬の隙を狙える相手だと、すぐにやられちゃうと思う」

レオン「……厳しい意見だけど、重く受け止めとくよ。はぁ、ここに来てまさかもう一度剣を握ることになるなんて、思ってもいなかったけど。こんな感じだったんだ……」

ツバキ「もう一度ってことは、一度離れたってことだよね」

レオン「……そうだね。だから、ツバキには感謝してるよ、一度は離れた場所に戻るのも悪くないから」

ツバキ「なら、その先に行ってみるのも悪くないと俺は思うよ」

レオン「?」

ツバキ「俺が相手をすればレオン王子の腕も上達するはずだよ。レオン王子は筋がいいから」

レオン「何を言い出すかと思えば、煽てたって捕虜のツバキには模擬刀も触らせる気なんてないよ」

ツバキ「そうだね。でも、もしも俺が模擬刀を握れる日が来たら、その時はちゃんと手合わせしてくれるかな?」

レオン「……そうだね。その時が来たらお願いしようかな、悔しいけど一人じゃ限界も感じてるし」

ツバキ「うん、わかったよー」


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